世界中の市場調査レポートを販売!当社に無いレポートもお探しします。

レポートナンバー 0000028853

バイオミメティクス・エコミメティクス

株式会社シーエムシー出版

-持続可能な循環型社会へ導く技術革新のヒント-

Biomimetics & Ecomimetics: Towards Innovative Transformative Change for Circular Economy and Sustainable Society

発刊日 2021/01/29

言語日本語

体裁B5/367ページ

ライセンス/価格367ページ

0000028853

B5版 72,600 円(税込)

無料サンプル

  • サンプルはお問い合わせください。

ポイント

持続可能な社会の実現の切り札として,世界各国で研究・応用が進む「バイオミメティクス」!
生物に学ぶ「バイオミメティクス」から,生態系(エコシステム)に学ぶ「エコミメティクス」へ!
アフターコロナにおけるあらゆる産業・経済活動の在り方について,示唆に富む必読の一書!

レポート概要

  • 持続可能な社会の実現の切り札として,世界各国で研究・応用が進む「バイオミメティクス」!
  • 生物に学ぶ「バイオミメティクス」から,生態系(エコシステム)に学ぶ「エコミメティクス」へ!
  • アフターコロナにおけるあらゆる産業・経済活動の在り方について,示唆に富む必読の一書!

【刊行にあたって】

 今,人間が生物と生態系から学ばねばならないものは何なのでしょうか?自然界に働きかけ利用して生き残る“術”を技術とするならば,“生物の技術体系”は,生態系に存在する“炭素を中心とするユビキタス元素(CHOPiNS,iは無機物を総称するinorganicの意味)からなる物質”を用い,“太陽光エネルギーとそれを植物が化学変換した再生可能エネルギー”を使い,“常温常圧における自己組織化プロセスによって分子・原子を積み上げた階層性”を特徴とするモノづくりをし,自分自身を含め“不要となった物質を生態系に戻す”,完全なる炭素循環型システムを構築しています。古くから知られていたバイオミメティクスのアフターコロナにおける意義は,単に生物の構造や機能を模倣して新しい材料やシステムを開発することではなく,分子レベルからマクロな景観にいたる階層的レイヤーにおいて物理・化学の法則・原理がどのように組み合わされ使われているのかを生物と生態系の観察から明らかにすることで,どのようにすれば食糧生産や工業生産などの人間活動が持続可能な循環型社会をもたらし得るのか,という人類存亡の喫緊の課題に答えることにあります。
 生態系の一員である“人間の技術体系”の根本的な健全化を目指すためには,自然は“人間”と“人間ならざるもの”から成り立っていることに改めて思いを馳せる必要があります。これまでの人間中心主義(ヒューマンセントリック)の“技術体系”が,完全なる炭素循環系である地球生態系本来のあり方と矛盾することは,AnthropoceneやPlanetary Boundariesの指摘からも明らかです。ヒューマンセントリックな“人間の技術体系”は,ヒトではなく,人間として生存すること(生産活動,経済活動)そもそもがジレンマの始まりであったことを意味しています。一方で,人間は科学や哲学などの叡智を獲得してきました。弁証法は矛盾からの解放の手段です。本書では,ノンヒューマンセントリックな“人間の技術体系”としてのバイオミメティクスを実現するために,“人間存在のジレンマ”を解決するパラダイム変換を提唱したいと思います。
(本書「はじめに」より抜粋)

レポート詳細

監修

下村政嗣

編集

高分子学会バイオミメティクス研究会, NPO法人バイオミメティクス推進協議会

著者一覧

下村政嗣   公立千歳科学技術大学
平坂雅男   (公社)高分子学会
今泉雅裕   日本化薬(株)
関谷瑞木   日本ゼオン(株)
阿多誠文   日本ゼオン(株)
内山愉太   名古屋大学大学院
香坂 玲   名古屋大学大学院
森 直樹   京都大学
高梨琢磨   (国研)森林研究・整備機構
中野 亮   (国研)農業・食品産業技術総合研究機構
谷口 守   筑波大学
土原和子   東北学院大学
久保智史   (国研)森林研究・整備機構
針山孝彦   浜松医科大学
石田秀輝   (一社)サステナブル経営推進機構
小林 透   長崎大学
長谷山美紀  北海道大学
小川貴弘   北海道大学
溝口理一郎  北陸先端科学技術大学院大学
古崎晃司   大阪電気通信大学
山内 健   新潟大学
大原昌宏   北海道大学
宮崎真理子  (株)日立製作所
宮内昭浩   東京医科歯科大学
野村周平   国立科学博物館
松浦啓一   国立科学博物館
森本 元   (公財)山階鳥類研究所
海老原 淳  国立科学博物館
高取千佳   九州大学大学院
齋藤 彰   大阪大学大学院;(国研)理化学研究所
井口 智   (株)島津製作所
枝廣雅美   (株)島津製作所
高久康春   NanoSuit (株)
河崎秀陽   浜松医科大学
居城邦治   北海道大学
光野秀文   東京大学
櫻井健志   東京農業大学
弘中満太郎  石川県立大学
西野浩史   北海道大学
吉永直子   京都大学
村田未果   (国研)農業・食品産業技術総合研究機構
魚津吉弘   三菱ケミカル(株)
桑折道済   千葉大学
藤井秀司   大阪工業大学
秋元信一   北海道大学
三友秀之   北海道大学
浦田千尋   (国研)産業技術総合研究所
平井悠司   公立千歳科学技術大学
不動寺 浩  (国研)物質・材料研究機構
轟 眞市   (国研)物質・材料研究機構
瀧見知久   ヤマトホールディングス(株)
穂積 篤   (国研)産業技術総合研究所
亀井信一   (株)三菱総合研究所

この商品のレポートナンバー

0000028853

このカテゴリのレポート

バイオミメティクスの技術展望と産業動向

Technological Prospect and Current Industrial Trend of Biomimetics

発刊日2016/06/30 価格 77,000 円(税込)

撥水・撥油の技術と市場

Technology and Market of Water- and Oil-Repellent

発刊日2018/07/26 価格 93,500 円(税込)

生物の優れた機能から着想を得た新しいものづくり

Bio-inspired Manufacturing -Evolution from Biomimetics-

発刊日2018/11/13 価格 100,100 円(税込)

撥水・撥油・親水性材料の開発動向

Research Trends in Hydrophobic, Oleophobic and Hydrophilic Materials

発刊日2021/03/12 価格 58,300 円(税込)

プラスチックのケミカルリサイクル技術

Technologies for Chemical Recycling of Plastic Waste

発刊日2021/09/30 価格 68,200 円(税込)

TOP