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レポートナンバー 0000002989

改訂版 クロマトグラフィーによるイオン性化学種の分離分析

株式会社エヌ・ティー・エス

〜イオンクロマトグラフィーの基礎理論から実践まで〜

発刊日 2010/11/29

言語日本語

体裁B5/280ページ

ライセンス/価格280ページ

0000002989

B5版 20,680 円(税込)

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レポート概要

分析手法の基礎的・理論的背景と、実践的側面を重視した実験書的な書籍。

昨今の技術進歩や適用範囲の広がりによる「理論」と「実践」とのギャップを抑制すべく8年ぶりに改訂。特に、カラム・充てん剤、検出法、試料の採取と前処理の章については大幅な改訂を行った。

レポート詳細

執筆者一覧 五十音順

井上嘉則 日本フイルコン株式会社 開発マーケティング部主任研究員/工学博士
岡田哲男 東京工業大学大学院 理工学研究科 化学専攻 教授/理学博士
関口陽子 日本ダイオネクス株式会社 技術部/理学博士
西村雅之 株式会社島津製作所 米国島津マーケティングセンター/学術博士
山本 敦 中部大学 応用生物学部 教授/学術博士

目次

改訂にあたって

はじめに

1. クロマトグラフィーの基礎理論
1.1 クロマトグラフィーとは
1.2 クロマトグラフィーの分類
1.2.1 吸着クロマトグラフィー
1.2.2 分配クロマトグラフィー
1.2.3 分子ふるいクロマトグラフィー・サイズ排除クロマトグラフィー
1.2.4 イオン交換クロマトグラフィー
1.2.5 イオン対クロマトグラフィー
1.2.6 イオン排除クロマトグラフィー
1.2.7 二次効果クロマトグラフィー
1.3 分離の基礎理論
1.3.1 保持パラメーター
1.3.2 段理論
1.3.3 物質の分離
1.3.4 ピーク容量
1.3.5 分離に影響する諸条件
1.4 実際の分離の最適化

2. イオン交換クロマトグラフィーの分離機構
2.1 イオン交換平衡
2.2 Donnanの理論
2.2.1 Donnan膜平衡
2.2.2 Donnan電位とイオンの分布
2.3 荷電表面付近のイオンの分布
2.3.1 電気二重層
2.3.2 Gouy-Chapmannモデル
2.3.3 Sternモデル
2.4 イオン交換の選択性
2.4.1 イオン交換の選択性の起源
2.4.2 イオン交換基構造の影響
2.4.3 溶媒の効果
2.5 イオン交換クロマトグラフィーの保持
2.5.1 選択係数を用いる解釈
2.5.2 静電理論によるアプローチ

3. カラム・充てん剤
3.1 カラム
3.1.1 カラムとクロマト管
3.1.2 カラムの構成
3.1.3 カラム性能の評価
3.2 充てん剤
3.2.1 分離モードと充てん剤
3.2.2 イオン交換樹脂
3.2.3 クロマトグラフィー用イオン交換樹脂の調製
3.2.4 イオンクロマトグラフィー用イオン交換樹脂
3.2.5 その他のイオンクロマトグラフィー用充てん剤
3.3 充てん剤の特性とイオンの保持挙動
3.3.1 イオン交換容量
3.3.2 イオン交換基
3.3.3 基材樹脂
3.3.4 イオン排除効果

4. 検出法
4.1 直接法
4.1.1 吸光度検出法
4.1.2 電気化学検出法
4.1.3 元素分析装置を用いる検出法
4.1.4 質量分析計を用いる検出法
4.1.5 その他のネブライザを使った検出法
4.2 間接法
4.2.1 間接吸光度検出法
4.2.2 電気伝導度検出法
4.3 ポストカラム法
4.3.1 サプレッサ電気伝導度検出法
4.3.2 ポストカラム誘導体化法
コラム: Microsoft Excelを使った段理論に基づくクロマトグラムのシミュレーション

5. 分離の最適化
5.1 分離の調節の基礎概念
5.2 サプレッサ式イオン(交換)クロマトグラフィーにおける分離の最適化
5.2.1 溶離液濃度による分離の調節
5.2.2 実験的アプローチによる分離の調節
5.2.3 溶離液組成による分離の調節
5.3 ノンサプレッサ式イオン(交換)クロマトグラフィーにおける分離の最適化
5.3.1 分離の最適化
5.3.2 検出の最適化
5.3.3 溶離液最適化の実際
5.3.4 システムピーク
5.4 グラジエント溶離法
5.4.1 溶離剤濃度グラジエント法
5.4.2 水酸化物系溶離液を用いるグラジエント溶離法
5.4.3 キャパシティーグラジエント法
5.5 その他の測定条件と保持挙動
5.5.1 測定流量
5.5.2 測定温度
5.5.3 試料負荷量
コラム: 溶離液pHによる分離の調整
コラム: 温度効果の定性的な解釈

6. 定性と定量
6.1 標準液の調製
6.1.1 標準原液
6.1.2 標準液の調製方法
6.2 定性分析
6.2.1 標準液との比較
6.2.2 標準添加
6.2.3 複数の検出器の使用
6.3 定量分析
6.3.1 定量法
6.3.2 ピーク高さ・ピーク面積の測定
6.4 検量線
6.4.1 絶対検量線法
6.4.2 内標準法
6.4.3 標準添加法
6.4.4 検量線の作成
6.4.5 検量線の評価
6.5 検出限界と定量限界
6.5.1 検出限界
6.5.2 定量限界
6.6 数値の取り扱い
6.6.1 結果の数値化
6.6.2 有効数字の求め方
6.6.3 数値の丸め方
参考資料: 量および単位等に関するJIS規格

7. 微量イオンの測定
7.1 大容量注入法
7.1.1 大容量注入法
7.1.2 大容量注入法によるフッ化物イオンの定量
7.2 濃縮カラム法
7.2.1 濃縮カラム法
7.2.2 濃縮カラム法による測定
7.2.3 カッティング式濃縮カラム法
7.2.4 濃縮カラム法におけるシステムの汚染
7.3 試料溶液の取り扱い
7.3.1 分析に用いる水について
7.3.2 試料の採取方法
7.3.3 試料の保存と測定環境からの汚染

8. 試料の採取と前処理
8.1 試料の採取
8.1.1 液体試料
8.1.2 気体試料
8.1.3 固体試料
8.2 試料の前処理
8.2.1 試料の把握
8.2.2 試料の水溶液化
8.2.3 ろ過
8.2.4 固相抽出(Solid Phase Extraction:SPE)
8.2.5 希釈
8.2.6 基本的な前処理手順
8.2.7 前処理後の試料容器
8.2.8 インライン前処理
参考資料1: 試験方法等 (JISを除く)
参考資料2: 試験方法,試料の採取および前処理等に関するJIS規格

9. 精度管理
9.1 バリデーション
9.1.1 ハードウエアバリデーション
9.1.2 分析法バリデーション
9.1.3 システム適合性試験
9.2 トレーサビリティ
9.2.1 分離分析におけるトレーサビリティの確保
9.2.2 不確かさ
コラム: 理化学検査における内部精度管理の例
参考資料1: 精度管理に関する書籍等
参考資料2: 用語,精度管理,統計等に関するJIS規格

10. アプリケーション
10.1 環境試料
10.2 上水・排水・排ガス関係試料
10.3 食品・飲料
10.4 半導体・電力関係の試料
10.5 生体・薬品関係の試料
10.6 工業製品・メッキ液関係の試料

参考資料
付表1.ポストカラム誘導体化法の報告例
付表2.ICP-AESおよびICP-MSを用いた測定例
基礎用語解説
基礎用語解説
本書で使用している略号
本書で使用しているおもな記号
参考:用語・記号等に関するJIS規格一覧
参考:ギリシャ文字一覧

付表
1 水溶液中のイオンの極限モル伝導率
2 水溶液中の無機化合物の酸解離定数
3 有機化合物の酸解離定数
4 キレート試薬の酸解離定数
5 おもな化合物の組成比
6 SI単位,10の整数乗を表す接頭語および換算表
7 市販カラムの一覧

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