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レポートナンバー 0000007814

界面活性剤の選択方法と利用技術【使用目的・対象物質別】

サイエンス&テクノロジー株式会社

〜各製品に依存する特異性の把握とトラブル対策〜

[新装版]

発刊日 2013/08/08

言語日本語

体裁B5/533ページ

ライセンス/価格533ページ

0000007814

B5版 44,000 円(税込)

当書籍は2007年に発刊した「界面活性剤の選択方法と利用技術」がお求めやすくなった新装版です

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レポート概要

<使用目的別にみる選択方法と利用・調製方法 >
・乳化         ・分散           ・湿潤・ぬれ・浸透
・洗浄         ・柔軟(毛髪・衣類)   ・起泡
・消泡         ・平滑・潤滑       ・可溶化
・帯電防止      ・防錆           ・殺菌

< 業種別での利用・調製方法とトラブル事例 >
・紙・パルプ      ・化粧品       ・繊維
・インキ        ・塗料         ・食品
・医薬品        ・農薬         ・ゴム・プラスチック
・燃料油・潤滑油  ・土木・建築     ・セラミックス
・金属・機械

< ポイント >
・膨大な数の中から、各製品に最適な界面活性剤の選択と理由
・粗悪品を出さないために必要な界面活性剤の理論と利用
・担当者が絶対に知っておくべき界面活性剤の構造と特性
・可溶化とナノエマルション/マイクロエマルション。
 可溶化量の向上方法とは。
・界面活性剤と用いた表面張力と諸現象
・起泡/消泡での安定性と問題点        などなど

【 ご推薦の言葉 】
この単行本は、界面活性剤を初めて利用しようとしている人のために書かれた基礎から応用までを網羅した総合書である。特に、界面活性剤とは何だろう? 沢山の種類があるけれどもどのように使ったら良いか? 安全性はどうなのだろうか? などと疑問を持たれている人に、高価ではあるが勧められる本である。
執筆は、大学や企業に勤める第一線の研究者達34名がそれぞれの専門の立場からなされており、例えば、第1章の「界面活性剤について」では、堀内照夫により学術的な基礎物性が項目別に分かり易く説明されている。第2章では、「目的に応じた界面活性剤の選択方法と利用・調製技術」と題して実学的に重要な界面作用をそれぞれの立場から丁寧に説明している(以後、括弧内は執筆者である)。内容に簡単に触れると、第1節 乳化を2分割し〔1〕では乳化における界面活性剤の最適選定の基礎(池田直哲、荒牧賢治)、〔2〕企業の立場から(岡本 亨)記述されている。第2節 分散(戸堀悦雄)、第3節 湿潤・ぬれ・浸透(関口範夫、田村幸永)、第4節 洗浄(嶋田昌彦、水田元就)、第5節の柔軟では、〔1〕衣類について(宮坂広夫)、〔2〕毛髪中心に(関口範夫、田村幸永)、第6節 起泡(角田光雄、大和田 薫)、第7節 消泡(曽 建任、三浦太裕)、第8節 平滑・潤滑(高野聖史)、第9節 可溶化(兼井典子)、第10節 帯電防止(喜多泰夫)、第11節 防錆剤用界面活性剤(間宮富士雄)、第12節 殺菌(松村吉信)が記述されている。第3章では、「業態別に応じた界面活性剤の選択方法と利用・調製技術」と題して、第1節 紙・パルプ(後藤至誠)、第2節 化粧品(岩井秀隆)、第3節 繊維用界面活性剤(内田重三、翠 浩二)、第4節 インキ(高尾道生)、第5節塗料(若原章博)、第6節 食品(大友直也)、第7節 医薬品業界における界面活性剤の利用法(川上亘作)、第8節 農薬(川島和夫)、第9節 ゴム・プラスチック(堀家尚文)、第10節  燃料油・潤滑油(藤田 稔)、第11節 土木・建築材料(木之下光男)、第12節 ファインセラミックスにおける界面活性剤(分散剤)およびバインダーの役割(永田公一)とそれぞれの業種別に必要な知識や情報が記述されている。さらに、第4章では、「界面活性剤含有製品の実際的な分析法」(中村正樹)、第5章では、「界面活性剤利用についての留意点—有効活用と適切な管理—」(三浦千明)が記述されており、冒頭でも申し上げたように、これから界面活性剤を利用されようとしている方には有益ではないかと思う。

−東京理科大学・理工学部 阿部正彦−

レポート詳細

著者

堀内 照夫 神奈川大学 間宮 富士雄 間宮技術士事務所
池田 直哲 横浜国立大学 松村 吉信 関西大学
荒牧 賢治 横浜国立大学 後藤 至誠 日本製紙(株)
岡本 亨 (株)資生堂 岩井 秀隆 花王(株)
戸堀 悦雄 ライオン(株) 内田 重二 日華化学(株)
田村 幸永 旭化成ケミカルズ(株) 高尾 道生 [元 東京インキ株式会社]
関口 範夫 旭化成ケミカルズ(株) 若原 章博 ビックケミー・ジャパン(株)
嶋田 昌彦 日油(株) 大友 直也 三菱化学フーズ(株)
水田 元就 日油(株) 川上 亘作 (独)物質・材料研究機構
宮坂 広夫 ライオン(株) 川島 和夫 花王(株)
角田 光雄 文化女子大学 堀家 尚文 サンノプコ(株)
大和田 薫 文化女子大学 藤田 稔 石油分析化学研究所
三浦 太裕 東レ・ダウコーニング(株) 木之下 光男 竹本油脂(株)
曽 建任 東レ・ダウコーニング(株) 永田 公一 京セラ(株)
高野 聖史 大日本インキ化学工業(株) 中村 正樹 大阪市立工業研究所
兼井 典子 曽田香料(株) 三浦 千明 ライオン(株)
喜多 泰夫 大阪市立工業研究所    

目次

第1章 界面活性剤について(現在の最新動向を踏まえて)
 1. はじめに
 2. 界面活性剤とは
  2.1 界面活性剤の分類
   2.1.1 アニオン界面活性剤
   2.1.2 カチオン界面活性剤
   2.1.3 非イオン界面活性剤
   2.1.4 両性界面活性剤
  2.2 合成界面活性剤の製造ルート
 3. 界面活性剤水溶液の物理化学的性質
  3.1 界面活性剤の構造要因とその性質・作用
  3.2 界面活性剤分子の親水基/疎水性比の指標値
   3.2.1 HLB方式
   3.2.2 有機概念図法
   3.2.3 Davies方式
   3.2.4 溶解度パラメーターとHLB値 
  3.3 界面活性剤の溶解挙動
   3.3.1 界面活性剤の溶解度曲線
   3.3.2 汎用界面活性剤のクラフト点と溶解性
   3.3.3 非イオン界面活性剤の曇点と溶解性
  3.4 界面活性剤の分子集合状態
  3.5 球状ミセル
   3.5.1 臨界ミセル濃度
   3.5.2 界面活性剤の吸着挙動
   3.5.3 ミセル形成に対する要因
   3.5.4 ESRスピンプローブ法によるミセルの分子集合状態
  3.6 複合界面活性剤による機能の創製
   3.6.1 anion-cation surfactantによる表面張力低下作用
   3.6.2 混合界面活性剤による無機塩の溶解性向上
   3.6.3 混合界面活性剤によるタンパク変性抑制効果
  3.7 棒状ミセル
   3.7.1 棒状ミセルの性質
   3.7.2 ESRスピンプローブ法による棒状ミセルの分子集合状態
   3.7.3 棒状ミセルによる「流体」制御
  3.8 界面活性剤の高次分子集合体
   3.8.1 液晶について
   3.8.2 液晶二分子膜の分子集合状態
 4. 水溶性高分子/界面活性剤相互作用
  4.1 増粘作用
  4.2 界面活性作用
   4.2.1 界面活性高分子の化学構造と特徴
   4.2.2 表面張力低下作用
   4.2.3 可溶化作用

第2章 目的別に応じた界面活性剤の選択方法と利用・調製技術
第1節 乳化
〔1〕 大学研究機関の立場から
 1. エマルションの特徴と不安定化機構
  1.1 エマルションの種類と性質
  1.2 エマルションの安定性と崩壊機構
 2. 乳化剤としての界面活性剤の最適選定の基礎
  2.1 界面活性剤の種類
  2.2 界面活性剤の溶解挙動
  2.3 水/油/界面活性剤混合系の相挙動
  2.4 界面活性剤の親水性-親油性バランス(HLB)
  2.5 HLB温度 (PIT : Phase-Inversion Temperature)
 3. 各種乳化法と乳化重合
  3.1 転相乳化法(反転乳化法) 
  3.2 PIT(転相温度)乳化法
  3.3 D相乳化法
  3.4 高内相比エマルション
  3.5 乳化重合

〔2〕 企業の立場から
 1. 界面活性剤の選択
 2. O/Wエマルション
  2.1 転相乳化法
  2.2 HLB温度乳化法
  2.3 D相乳化法
  2.4 ナノエマルション
   2.4.1 ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンランダム共重合体ジメチルエーテル
                                           によるナノエマルション
   2.4.2 可溶化領域を用いたナノエマルション
   2.4.3 高圧ホモジナイザーを用いたナノエマルション
  2.5 界面で生成する会合体を活用した乳化
   2.5.1 界面活性剤-高級アルコール会合体を用いたエマルション
   2.5.2 液晶乳化法
   2.5.3 油/水界面で生成する液晶を利用したエマルション
 3. W/Oエマルション
  3.1 アミノ酸ゲル乳化法
  3.2 有機変成粘土鉱物を用いたW/O乳化法
 4. エマルションの応用技術
  4.1 ナノエマルションの応用事例
   4.1.1 ワックスナノディスパージョン
   4.1.2 増粘したエマルション(乳液・クリーム)のナノ粒子化
  4.2 マクロエマルション
  4.3 マルチプルエマルション

第2節 分散
 1. 分散工程から見た界面活性剤の作用
 2. 粒子間相互作用力と分散・凝集
 3. 界面活性剤の吸着と分散
 4. イオン性界面活性剤の吸着とその作用
 5. 非イオン性活性剤の性質とその作用

第3節 湿潤・ぬれ・浸透
 1. ぬれ・湿潤
  a)付着(接着)ぬれ: adhesional wetting 
  b)浸透(浸漬)ぬれ: immersion wetting
  c)拡張ぬれ: spreading wetting
 2. 浸透
 3. まとめ

第4節 洗浄
 1. 皮膚洗浄剤
  1.1 皮膚洗浄の特異性
  1.2 皮膚洗浄のメカニズム
  1.3 皮膚洗浄に用いられる洗浄成分の種類
  1.4 皮膚洗浄における選択洗浄性
 2. ドライクリーニング
 3. 床、壁
 4. 浴室
 5. 車両
  5.1 鉄道車両
  5.2 自動車
 6. 金属、機械

第5節 柔軟
〔1〕 衣類の柔軟について
 1. 柔軟仕上げ剤の種類
  1.1 繊維工業用柔軟仕上げ剤と家庭用柔軟仕上げ剤
   1.1.1 繊維工業用柔軟仕上げ剤
   1.1.2 家庭用柔軟仕上げ剤
    1.1.2.1 リンスサイクル用柔軟仕上げ剤
    1.1.2.2 ドライサイクル用柔軟仕上げ剤
    1.1.2.3 柔軟性付与洗剤
 2. 柔軟基材の種類
  2.1 従来タイプの柔軟基材
  2.2 エステルタイプの柔軟基材
  2.3 その他の柔軟基材
 3. カチオン性界面活性剤の柔軟性能15)
  3.1 カチオン性界面活性剤の疎水基の効果
  3.2 カチオン性界面活性剤の機能発現メカニズム
  3.3 柔軟仕上げ剤の製剤化29),30)
 4. 機能性柔軟仕上げ剤
  4.1 香り多様化・残香
  4.2 吸水
  4.3 抗菌
  4.4 洗濯じわ軽減,衣類ケア
  4.5 外観透明
  4.6 防臭
  4.7 速乾
  4.8 乾燥・敏感肌用

〔2〕 毛髪の柔軟について
 1. 洗浄(シャンプー)
 2. 毛髪の柔軟性における界面活性剤の利用
 3. ダメージ毛の修復
 4. まとめ

第6節 起泡
 1. 泡と分散
 2. 表面・界面と泡
 3. 表面張力−泡に関する表面の基本的な性質−
 4. 泡の生成
  4.1 泡の定義と泡立ち
  4.2 泡の曲面に関するラプラスの理論
  4.3 泡の生成と液に溶解している物質
  4.4 有機液体系の泡立ち
 5. 泡の安定性
  5.1 泡の粘弾性と泡の安定性
  5.2 泡膜中の廃液
  5.3 泡膜を通っての気体の拡散
  5.4 泡膜の界面電気的な作用
  5.5 温度・蒸発と泡の安定性
  5.6 粉体を利用した安定化
 6. 界面活性剤と起泡性
 7. 起泡性に関する評価
  7.1 表面張力
  7.2 起泡力の評価

第7節 消泡
 1. 泡の生成と安定化
 2. 消泡機構
  2.1 化学的消泡とは
  2.2 Bridging-Dewetting、Bridging-Stretchingメカニズム
   2.2.1 進入障害と固体粒子の役割
  2.3 Kulkarniのメカニズム
 3. 消泡剤
  3.1 有機系消泡剤の種類
  3.2 シリコーン系消泡剤
   3.2.1 非水系に於けるポリジメチルシロキサン(PDMS)による消泡
   3.2.2 水系に於ける消泡
   3.2.3 変性シリコーン
   3.2.4 シリコーン消泡剤の応用

第8節 平滑・潤滑
 1. 界面活性剤の定義
 2. 本節での平滑性と潤滑性の定義
 3. 平滑性(レベリング性)
  3.1 界面活性剤中の疎水性基の選択
  3.2 平滑性発現機構(1)〜 表・界面張力のコントロール
  3.3 平滑性発現機構(2)〜 動的表面張力のコントロール
  3.4 平滑性発現機構(3)〜 溶剤蒸発速度のコントロール
  3.5 平滑性発現機構(4)〜 マトリックス材料との相溶性
 4. 潤滑性
  4.1 潤滑性を生み出す官能基
  4.2 潤滑性発現機構
  4.3  含フッ素基を用いた表面改質

第9節 可溶化
 1. 可溶化とミセル
 2. 被可溶化物の可溶化部位
 3. 界面活性剤と可溶化
  3.1 界面活性剤の種類と可溶化
  3.2 界面活性剤の構造と可溶化
 4. 被可溶化物の構造と可溶化
 5. 可溶化に及ぼす添加物の影響
  5.1 アルコールの添加
  5.2 多価アルコールの添加
  5.3 無機塩の添加
 6. 可溶化に及ぼす温度の影響
 7. 可溶化の調整法
 8. 可溶化量を増大させるためには
 9. 可溶化の利用

第10節 帯電防止
 1. 帯電防止剤への要求性能
  1.1 帯電防止性能
  1.2 帯電防止以外の要求性能
   1.2.1 他種添加剤の機能発現
   1.2.2 プラスチック本来の物性保持
   1.2.3 二次加工性保持
   1.2.4 安全性の確保
 2. 帯電防止剤の作用機構
  2.1 帯電防止剤の作用機構
  2.2 帯電防止剤の移行性
   2.2.1 プラスチックとの相容性
   2.2.2 プラスチックの分子運動
   2.2.3 プラスチックの結晶性
   2.2.4 その他の因子
 3. 帯電防止剤の種類と特徴
  3.1 界面活性剤型帯電防止剤の種類と特徴
  3.2 界面活性剤型帯電防止剤の問題点
  3.3 高分子型帯電防止剤

第11節 防錆
 1. 油溶性防錆剤
 2. 以上の防錆油に用いられる腐食抑制剤としての界面活性剤を分類
  2.1 カルボン酸
  2.2 カルボン酸塩およびスルホン酸塩
  2.3 アミン
  2.4 エステル
  2.5 燐酸エステル
  2.6 その他
 3. 水溶性防錆剤
  3.1 ホスホン酸塩
  3.2 フィチン酸塩
  3.3 その他
 4. 気化性防錆剤
  4.1 鉄鋼用
  4.2 銅用
  4.3 亜鉛用
 5. 切削油用界面活性剤
  5.1 不水溶性切削油
   5.1.1 鉱物油
   6.1.2 極圧添加剤
   5.1.3 油性向上剤
   5.1.4 防食剤
  5.2 水溶性切削油
   5.2.1 乳化剤・可溶化剤
   5.2.2 腐食抑制剤
   5.2.3 防腐剤

第12節 殺菌
 1. 界面活性剤の種類と抗菌性
  1.1 陽イオン性界面活性剤
   1.1.1 第4アンモニウム塩系界面活性剤
   1.1.2 ホスホニウム塩系陽イオン性界面活性剤
   1.1.3 ジェミニ型陽イオン性界面活性剤
  1.2両性界面活性剤
   1.2.1 Tego 51
  1.3 陰イオン性界面活性剤
  1.4 非イオン性界面活性剤
  1.5 生物由来の界面活性剤
 2. 界面活性剤の抗菌作用機構
  2.1 細胞による界面活性剤の取込みとその局在性
  2.2 界面活性剤による細胞への影響
  2.3 酵素タンパク質への作用
 3. 界面活性剤耐性菌と耐性機構
  3.1 細胞表層構造の変化による耐性化
  3.2 薬剤排出系による界面活性剤耐性化
  3.3 界面活性剤の生分解による無毒化

第3章 業態別に応じた界面活性剤の選択方法と利用・調製技術
第1節 紙・パルプ
 1. 紙パルプ産業における界面活性剤の利用
 2. パルプの製造工程における界面活性剤
  2.1 蒸解・漂白工程の特徴
  2.2 消泡剤
 3. 紙の製造工程における界面活性剤
  3.1 抄紙・塗工工程の特徴
  3.2 嵩高剤
  3.3 抄紙工程での消泡剤
 4. 古紙リサイクル工程における界面活性剤
  4.1 脱墨工程の特徴
  4.2 脱墨剤
   4.2.1 脱墨工程での脱墨剤の働き
   4.2.2 インキ剥離に適した脱墨剤の選択
   4.2.3 インキ除去に適した脱墨剤の選択
  4.3 古紙に合わせた脱墨剤利用技術

第2節 化粧品
 1. 皮膚保湿効果の高いラメラジェル
  1.1 皮膚の保湿と細胞間脂質
  1.2 脂質間の相互作用と人工細胞間脂質の調製
  1.3 ラメラジェルの調製と特性
 2. 油性ゲルファンデーション
 3. 高含油液晶を利用したクレンジング料
  3.1 クレンジング料の設計と高含油液晶ジェルの生成
  3.2 高含油液晶のクレンジング横構と特性

第3節 繊維
 1. 精練剤
  1.1 精練剤としての界面活性剤
  1.2 精練剤の評価方法
 2. 染色
  2.1 均染剤及び分散均染剤
   2.1.1 ナイロン繊維用均染剤
   2.1.2 ポリエステル繊維用分散均染剤
  2.2 浴中品質向上剤
  2.3 耐光向上剤
  2.4 オリゴマー除去剤
  2.5 湿潤堅牢度向上剤
 3. 捺染
  3.1 染料溶解剤
  3.2 濃染剤
   3.2.1 ポリエステル繊維捺染用濃染剤
   3.2.2 アクリル、アセテート繊維用濃染剤
  3.3 その他捺染用薬剤
 4. ソーピング剤および白場汚染防止剤
  4.1 ポリエステル繊維用ソーピング剤
  4.2 アクリル繊維捺染用ソーピング剤
  4.3 ナイロン繊維捺染のソーピング剤
 5. 仕上加工剤
  5.1 柔軟剤
  5.2 帯電防止剤
  5.3 抗菌防臭・制菌加工剤
  5.4 撥水剤
  5.5 難燃加工剤
  5.6 オイリング剤
  5.7 SR加工剤

第4節 インキ
 1. 水性インキ用界面活性剤
  1.1 水性インキと界面活性剤
  1.2 消泡剤とポリマーの相互作用
  1.3 アセチレングリコールと印刷適性
  1.4 アセチレングリコールとポリマーとの相互作用
  1.5 ニュージェミニ型活性剤の開発
  1.6 デンドリマー型界面活性剤
 2. 分散剤
  2.1 分散剤としての界面活性剤
  2.2 顔料の表面改質剤としての分散剤
  2.3 高分子分散剤の合成技術

第5節 塗料
 1. 分散工程における界面活性剤
 2. 塗装工程における界面活性剤
  1)シリコン系
  2)アクリル系
  3)その他の有機系

第6節 食品
 1. 食品エマルションの複雑性
 2. 食品用乳化剤
  2.1 グリセリン脂肪酸エステル
  2.2 ショ糖脂肪酸エステル
  2.3 ソルビタン脂肪酸エステル
  2.4 プロピレングリコール脂肪酸エステル
  2.5 天然乳化成分
 3. 乳化剤応用のための基礎的事項
  3.1 食品用乳化剤の物性値
   3.1.1 Hydrophilic-Lipophilic Balance (HLB)
   3.1.2 表面張力、界面張力
   3.1.3 その他の物性値
  3.2 乳化剤の構造
 4. 加工食品産業における問題解決の考え方
 5. 食品の問題解決の実例
  5.1 油脂結晶の制御
  5.2 チョコレートの粘度低下
  5.3 ホイップクリーム
  5.4 炭酸カルシウムの水中分散
  5.5 乳化剤の微生物生育に対する作用 
  5.6 消泡
  5.7 魚餌への応用
 6. 食品用乳化剤の食品以外での応用

第7節 医薬品
 1. 界面活性剤ミセルによる薬物の可溶化
  1.1 界面活性剤/薬物の性状と可溶化との関係
  1.2 可溶化製剤の具体例
  1.3 界面活性剤と有機溶媒の併用について
 2. 経口剤における界面活性剤の利用
  2.1 難水溶性薬物に対する一般的な対処法
  2.2 可溶化製剤と自己乳化型製剤
 3. その他の投与ルートにおける界面活性剤の利用
  3.1 注射剤への利用
  3.2 外用剤への利用
  3.3 点眼剤への利用
 4. 人体に対する界面活性剤の影響
  4.1 吸収促進作用
  4.2 薬物トランスポータへの影響
  4.3 その他の影響
 5. コロイドキャリアの利用
  5.1 コロイドキャリアの役割
  5.2 エマルション
  5.3 リポソーム
  5.4 その他のコロイドキャリア

第8節 農薬
 1. 農薬製剤における界面活性剤
  1.1 農薬製剤の動向
  1.2 農薬製剤における界面活性剤の機能と役割
  1.3 主要な農薬製剤の特長と課題
   1.3.1 乳剤
   1.3.2 水和剤
   1.3.3 顆粒水和剤
   1.3.4 フロアブル
   1.3.5 粒剤
   1.3.6 その他
 2. 展着剤における界面活性剤
  2.1 展着剤の分類
  2.2 界面活性剤の機能
  2.3 アジュバントの作用特性
 3. 農業分野にける今後の課題

第9節 ゴム・プラスチック
 1. 帯電防止剤
  1.1 帯電防止の方法
  1.2 帯電防止剤の種類
   1.2.1 低分子型帯電防止剤
    1.2.1.1 プラスチックとの相溶性
    1.2.1.2 プラスチックの結晶性
    1.2.1.3 プラスチックのガラス転移点
   1.2.2 高分子型帯電防止剤
 2. 防曇剤
  2.1 防曇剤の種類
 3. 分散剤
  3.1 分散剤の役割と種類
   3.1.1 ポリマー変性によるフィラー複合材料

第10節 燃料油・潤滑油
 1. 燃料油の添加剤
  1.1 オクタン価向上剤
  1.2 清浄剤
  1.3 酸化防止剤
  1.4 金属不活性化剤
  1.5 腐食防止剤
  1.6 氷結防止剤
  1.7 帯電防止剤
  1.8 セタン価向上剤
  1.9 低温流動性向上剤
  1.10 潤滑性向上剤
  1.11 微生物抑制剤
  1.12 黒煙防止剤
  1.13 灰分改質剤
  1.14 助燃剤
  1.15 スラッジ分散剤
  1.16 エマルション破壊剤
  1.17 標識剤
 2. 潤滑油の添加剤
  2.1 酸化防止剤
  2.2 粘度指数向上剤
  2.3 流動点降下剤
  2.4 清浄分散剤
   2.4.1 金属系清浄分散剤
   2.4.2 無灰清浄分散剤
  2.5 腐食防止剤
  2.6 さび止め剤
  2.7 極圧添加剤
  2.8 油性向上剤
  2.9 消泡剤
  2.10 乳化剤
   2.10.1 切削油剤
   2.10.2 圧延油
   2.10.3 作動液
  2.11 摩擦調整剤
  2.12 防腐剤(水溶性工作油剤用)
  2.13 抗乳化剤
 3. 合成潤滑油

第11節 土木・建築
 1. コンクリート用化学混和剤
  1.1 コンクリートの一般的性質
   1.1.1 コンクリートの構成材料
   1.1.2 コンクリートが固まる理由
   1.1.3 コンクリートの強度を支配する因子
   1.1.4 鉄筋コンクリート
  1.2 コンクリート用化学混和剤の種類 
  1.3 化学混和剤の変遷 
  1.4 空気連行(AE)剤
  1.5 減水剤・AE減水剤
  1.6 高性能減水剤・流動化剤
  1.7 高性能AE減水剤
   1.7.1 高性能AE減水剤の開発の経緯とJIS規格
   1.7.2 高性能AE減水剤の種類
   1.7.3 高性能AE減水剤の合成方法
   1.7.4 高性能AE減水剤の作用機構
   1.7.5 高性能AE減水剤の使用目的と用途
    (1) 単位水量規制対策
    (2) 高流動コンクリートへの適用
    (3) 高強度・超高強度コンクリートへの適用
  1.8 その他の補助的な化学混和剤
    (a) 凝結遅延剤・超遅延剤 
    (b) 収縮低減剤
    (c) 分離低減剤、増粘剤
    (d) 消泡剤
    (e) 前記以外の化学混和剤
 2. 地盤改良ソイルセメント用化学混和剤
  2.1 ソイルセメントの構成材料、土の粒度組成
  2.2 ソイルセメント用分散剤
  2.3 凝結遅延剤
  2.4 増粘剤
 3. その他の用途の界面活性剤
  3.1 高炉水砕スラグ用固結防止剤
  3.2 石膏用分散剤
  3.3 油井掘削、石油回収
  3.4 アスファルト乳剤
 4. 土木・建築材料用界面活性剤のまとめ

第12節 セラミックス
 1. ファインセラミックスの成形方法
 2. グリーンシートとバインダー、界面活性剤(分散剤)
  2.1 非水系
   2.1.1 官能基
   2.1.2 分子量
  2.2 水系

第13節 金属・機械
 1. 金属加工のはじめに
 2. 洗浄方式の種類
 3. 洗浄剤について
  3.1 洗浄性に影響する汚れと鋼板表面の状況
  3.2 汚れの鋼板表面からの除去.
  3.3 洗浄剤の必要条件
 4. アルカリ洗浄剤
  4.1 アルカリ剤
  4.2 キレートビルダー
  4.3 界面活性剤
  4.4 その他
   4.4.1 消泡剤
  4.4.2 可溶化剤
 5. 酸洗い抑制剤について

第4章 製品中の界面活性剤の評価・分析・試験方法における留意点とトラブル事例
 1. 界面活性剤含有製品の分析概論
 2. 揮発成分の分析
  2.1 キシレン共沸法
  2.2 水溶性溶剤の分析
  2.3 水不溶性溶剤の分析
 3. 蒸発残分の分析
 4. 無機材料、高分子化合物からの界面活性剤の分離
 5. キレート剤、高分子化合物の分析
  5.1 糊剤などの高分子量化合物の分析
  5.2 有機キレート剤の分析
 6. 界面活性剤と低極性有機化合物との分離分析
  6.1 高極性化合物と低極性化合部の二相抽出分離 
 7. ヘキサン抽出物質の分離分析
 8. 含水アルコール層の分析
  8.1 メチレンブルー法
  8.2 逆メチレンブルー法
 9. 界面活性剤混合系の単離と分析
  9.1 イオン交換樹脂法
  9.2 アルミナカラム法
  9.3 薄層クロマトグラフィー(TLC)法
  9.4 シリカゲルカラム法
 10. 台所用洗剤中の界面活性剤の分離分析
 11. 界面活性剤混合物の誘導体化による分析
 12. 界面活性剤混合物の機器分析における注意点
 13. 界面活性剤のHPLC分析

第5章 界面活性剤利用についての留意点
 1. 関連法規等への対応
  1.1 特定化学物質の環境への排出量の把握等及び
      管理の改善の促進に関する法律(化学物質排出把握管理促進法,PRTR法)
   1)化学物質の環境への排出量等の届出
      (PRTR;Pollutant Release and Transfer Register制度)
   2)化学物質等安全データシートの提供(MSDS制度)
  1.2化学品の分類および表示に関する世界調和システム
    (The Globally Harmonized System ofClassification and Labelling of Chemicals);GHS
  1.3家庭用品品質表示法
  1.4食品衛生法
 2.安全な使用
  2.1安全性の担保
  2.2商品設計と安全性
  2.3表示および情報伝達
 3.排出、廃棄
  3.1水生生物
  3.2下水処理による除去

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