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レポートナンバー 0000001629

炭の製造と利用技術

株式会社エヌ・ティー・エス

〜多孔質炭素の拡がる用途〜

発刊日 2009/06/10

言語日本語

体裁B5/328ページ

ライセンス/価格328ページ

0000001629

B5版 45,540 円(税込)

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レポート概要

吸着性、燃焼性だけではなく、電気特性、触媒反応特性など新しい機能の用途開発が活発になってきた活性炭、木炭、竹炭。それを有効利用するために、メカニズム、用途に合った最適な設計と利用技術を多数詳解します。

レポート詳細

目次

第1編 多孔質炭素の製造法と評価法
  1. 多孔質炭素と炭素材料の仲間
  2. 多孔質炭素の製造の原理と方法
  3. 多孔質炭素の物性評価法
  4. おわりに
第2編 活性炭の製造と利用技術

 第1章 活性炭の種類と特性
  1. 活性炭の特性
  2. 活性炭の形状による分類
  3. 機能による分類
  4. 用途に合った活性炭の選定
  5. おわりに

 第2章 活性炭の工業的製造法と装置
  1. 活性炭製造の特質
  2. 賦活
  3. 原料炭の製造
  4. 賦活工程
  5. 精製工程
  6. 付加加工(薬品添着)
  7. 再生炉
  8. おわりに

第3章 活性炭の利用技術
 第1節 浄水・排水への利用技術
 (1) 生物活性炭の高度水処理への利用
  1. 生物活性炭の定義
  2. 生物活性炭の処理対象物質
  3. 微生物担体としての活性炭
  4. 浄水分野における利用と問題点
  5. 下廃水分野の高度処理と処理水の再利用
 (2) 活性炭による医薬品類の吸着技術
  1. はじめに
  2. 粒状活性炭による水処理実験例
  3. おわりに
 第2節 空気浄化への利用技術
 (1) 球状活性炭によるVOC回収技術
  1. はじめに
  2. GASTAKの概要
  3. GASTAKの課題
  4. VOC回収の経済性評価
  5. おわりに
 (2) 繭を原料とする脱臭剤および活性炭の開発
  1. 繭を原料とする脱臭剤の開発
  2. 繭を原料とする活性炭の開発
  3. 炭酸カリウムを賦活剤とする高性能繭炭活性炭
  4. おわりに
 第3節 電子材料への利用技術
 (1) 多孔質炭素複合材料のキャパシタ電極への利用技術
  1. はじめに
  2. 機能性炭素複合材料の電極としての特長
  3. 多孔質炭素複合材料の電気化学キャパシタへの応用
  4. おわりに
 (2) 活性炭による固体高分子形燃料電池触媒
  1. はじめに
  2. 活性炭の製造条件の検討による触媒能の向上
  3. ヘモグロビンパイロポリマーの生成と活性炭触媒前駆体としての応用
  4. まとめ
 第4節 医療・医薬への利用技術 ―活性炭による急性中毒時の消化管除染の有効性―
  1. はじめに
  2. 急性中毒の初期治療
  3. 腎不全時の尿毒素の吸着
  4. 健康食品
  5. 介護製品
  6. おわりに

第4章 活性炭の再生技術
  1. 再生方法
  2. 熱再生
  3. 溶媒再生
  4. 効率的な再生によるコスト削減
  5. おわりに

第3編 木炭・竹炭の製造と利用技術

第1章 木炭・竹炭の製造条件と特性
  1. 木炭・竹炭の種類
  2. 木炭・竹炭の物性
  3. 炭化条件と木炭の物性

第2章 木炭、竹炭、木酢液の工業的製造法と装置
  1. はじめに
  2. 木炭、竹炭の工業的製造法
  3. 木酢液の製造法

第3章 木炭の利用技術
 第1節 セラミック複合木質炭化物によるバイオレメディエーション
     ―難分解性有機塩素系農薬の吸着・分解―
  1. はじめに
  2. 実験方法
  3. 結果と考察
  4. おわりに
 第2節 コークスの代替としての高密度炭の製造と利用技術
  1. はじめに
  2. 実験および結果
  3. おわりに
 第3節 木炭類の調湿材料としての評価方法、製造方法および利用技術
  1. はじめに
  2. 木炭類の調湿性能評価方法
  3. 調湿性能に優れた木炭類の製造方法
  4. 木炭類の調湿材料としての利用技術
 第4節 木炭類の汚染物質除去材料としての利用技術
  1. 活性炭との比較
  2. 木炭による水中の重金属イオンの除去
  3. 木炭による水中の汚染物質の分解除去(生物木炭)

第4章 竹炭の利用技術
 第1節 炭担体による排水の微生物処理 ―炭による微生物群の増殖と排水処理の実証事例―
  1. 炭担体による微生物の増殖
  2. 小型排水処理試験機による処理
  3. 竹炭を用いた排水処理システム
  4. 微生物処理における炭担体
 第2節 炭入り堆肥の製造技術 ―炭による堆肥用微生物群の増殖と堆肥製造の実証事例―
  1. バイオマス廃棄物の期待されるリサイクル方法
  2. 炭入り堆肥の開発(新技術)
  3. 炭入り堆肥の実証事例
  4. バイオマス資源環境リサイクル
 第3節 竹炭によるVOCの除去技術
  1. はじめに
  2. 実験方法
  3. 炭化温度と竹炭の物性
  4. 竹炭によるVOC吸着
  5. おわりに

第5章 木酢液・竹酢液の利用技術
  1. はじめに
  2. 木酢液・竹酢液の製造技術
  3. 木酢液・竹酢液の特性
  4. 木酢液・竹酢液の精製法と規格化
  5. 林地残材、建築解体材由来の木酢液
  6. 木酢液の利用に関する研究と用途
  7. おわりに

第4編 バイオマスおよび廃棄物を原料とした炭素の製造と利用技術

第1章 リサイクルシステムの構築
 第1節 国内におけるバイオマス炭化事業の現状と展望
  1. 木、竹の炭化事業
  2. もみ殻の炭化事業
  3. 炭化事業の経済収支
  4. 今後の炭化事業の展望
 第2節 バイオマス炭化と地域リサイクルシステムの構築
  1. はじめに
  2. バイオマス炭化による二酸化炭素の低減
  3. 地域でのバイオマス炭化リサイクルシステム
  4. おわりに

第2章 バイオマスを原料とした炭素の製造と利用技術
 第1節 もみ殻活性炭による灯油中硫黄化合物の吸着除去
  1. はじめに
  2. もみ殻活性炭の製造方法
  3. もみ殻活性炭の物性
  4. 灯油中硫黄化合物の吸着除去能力
  5. おわりに
 第2節 廃木材からの木炭による水質浄化剤としての利用技術
  1. はじめに
  2. 廃木材から製造した木炭の特性
  3. 木炭の水質浄化能力
  4. 木炭による水質浄化の実証試験
  5. おわりに
 第3節 廃材および未利用竹資源の炭化とその利用技術
  1. はじめに
  2. 実験方法
  3. 炭化物の物性試験
  4. 炭化物のガス吸着性能
  5. 炭化物ボードの物性
  6. 炭化物ボードのガス吸着性能
  7. 炭化物ボードの調温・調湿作用
  8. おわりに
 第4節 植物系廃棄物を原料とする陰イオン交換機能性炭化物の利用技術
  1. はじめに
  2. 機能炭の製法
  3. 機能炭の特性
  4. 環境浄化への適用
  5. おわりに

第3章 廃棄物を原料とした炭素の製造と利用技術
 第1節 廃タイヤ焼却灰とポリ塩化ビニルの混合熱処理による多孔質炭素の作成
  1. はじめに
  2. TFAとPVCの混合熱処理による塩化亜鉛の生成
  3. 混合熱処理を利用した多孔質炭素の作成と評価
  4. おわりに
 第2節 炭素源としての廃プラスチック
  1. はじめに
  2. プラスチックの迅速な熱分解による炭素質生成物
  3. 低級炭化水素の接触および熱分解による炭素質固体の生成
  4. おわりに
 第3節 都市ごみ炭化物の土壌改良資材としての利用技術
  1. はじめに
  2. 都市ごみ炭化物の特徴
  3. 都市ごみ炭化物の施用が作物生育・土壌に及ぼす影響
  4. 作物・土壌への重金属の影響
  5. おわりに
 第4節 繊維廃棄物から不織布状活性炭フィルタの開発
  1. はじめに
  2. 繊維廃棄物から不織布への加工
  3. 炭化・賦活処理
  4. 不織布状活性炭の特徴
  5. まとめ

第5編 環境に優しい多孔質炭素のニーズと展望
  1. 環境に優しい多孔質炭素(エコカーボン)の意義と将来性
  2. 多孔質炭素の構造と機能と用途
  3. 用途・目的に合った最適設計法
  4. 多孔質炭素のニーズと展望

著者紹介

計37名

安部 郁夫 環境炭素材料研究所 代表/活性炭技術研究会 会長
田門 肇 京都大学大学院工学研究科 教授
桑垣 整 環境技術サービス有限会社 代表取締役/中国寧夏大学 客員教授
福原 知子 地方独立行政法人大阪市立工業研究所環境技術研究部 研究主任
浦瀬 太郎 東京工科大学応用生物学部 教授
松岡 毅 株式会社クレハエンジニアリング商品事業部商品技術部 部長
小島 昭 群馬工業高等専門学校物質工学科 特任教授
上石 洋一 群馬県企画課科学技術振興室 室長
武藤 明徳 岡山大学大学院自然科学研究科 准教授
丸山 純 地方独立行政法人大阪市立工業研究所環境技術研究部 研究員
福本 真理子 北里大学薬学部臨床薬学研究・教育センター 准教授
岩崎 訓 地方独立行政法人大阪市立工業研究所環境技術研究部 研究主任
梅澤 美明 関西産業株式会社 専務取締役
吉岡 祐一 東洋電化工業株式会社化成品部 主任
幾井 亜弓 東洋電化工業株式会社化成品部
甲斐 登起雄 東洋電化工業株式会社化成品部 課長
坂輪 光弘 高知工科大学地域連携機構 教授
長谷川 貴洋 地方独立行政法人大阪市立工業研究所環境技術研究部 研究員
町田 基 千葉大学総合安全衛生管理機構環境安全部 環境安全部長/大学院工学研究科 教授
吉澤 秀治 明星大学理工学部 教授
川口 エリ子 鹿児島県森林技術総合センター森林環境部 主任研究員
大平 辰朗 独立行政法人森林総合研究所バイオマス化学研究領域樹木抽出成分研究室 室長
柴田 晃 RISCARBO株式会社 代表取締役社長/立命館大学地域情報研究センター 客員研究員
熊谷 誠治 秋田県立大学システム科学技術学部 准教授
戸井田 康宏 株式会社ジャパンエナジー精製技術センター 主任研究員
大島 久満 島根大学生物資源科学部 教務補佐員
北村 寿宏 島根大学産学連携センター 教授
小幡 透 鹿児島県工業技術センター化学・環境部 主任研究員
林 聡 日本植生株式会社岡山研究所 所長
横山 理英 日本植生株式会社岡山研究所
山口 浩一 名古屋市工業研究所材料化学部 研究員
上村 芳三 株式会社気象データシステム 取締役
竹中 勲 奈良県農業総合センター環境・安全担当環境保全チーム 主任研究員
山下 浩一 (現)奈良県保健環境研究センター食品担当生活化学チーム 主任研究員
島上 祐樹 愛知県産業技術研究所三河繊維技術センター開発技術室 主任
角田 範義 豊橋技術科学大学物質工学系 教授
堤 和男 豊橋技術科学大学 名誉教授/工学教育国際協力研究センター 客員教授

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